ニュージーランド縦断サイクリング1975.12-'76.1

「行った、銀輪走(走った)、見た、知った」……そして残った/サイクリングで駆け巡った彼との45年間

[8]トワイ ⇒ ヒクランギ  ⇒ ファンガレイ ⇒ ワイプ ⇒ プケカロロ

 

12月4日(木) 晴れ

午前9時30分。

テントをたたみ、俺を興味深げに見る牧場の牛の集団に見送られて出発。

 

ヒクランギ(Hikurangi)という意外と大きな町を通り、カーモ(Kamo)で今回のサイクリングにおいて初めての信号機を見る。それも可愛らしい信号機である。

 

午後1時、走り始めてから初めての市ファンガレイ(Whangarei)に入る。

ファンガレイは人口3万1,000人で、ニュージーランドでは相当に大きな街と聞く。

市街は整然として大変美しく、公園ではカモメの群れが遊んでいる。

公園で昼食を取り、しばらく休憩した後 南へ向かって走る。

 

日射しは強く 物凄く暑いが、空気が乾燥しているせいか意外と過ごし易く、汗も出ないし木陰に入ると実に涼しくて気持ちが良い。

※「カーモ」は、ファンガレイ市街にある町名。

ファンガレイのマウヌ通り[Maunu Rd]にて(1975.12.04)

昼食を食べたファンガレイの公園[右手の木陰に愛車あり](1975.12.04)

南下する道路の横には牧場が広がり、いつもどおりの緩い上り下りが続く。

 

トエトエ(Toetoe)、ルアカカRuakaka)を通り、ワイプ(Waipu)を過ぎてあるピルブロウ・ヒル(Pilbrow Hill)は、高さこそ292mと低いが実にきつかった。

トエトエ付近(1975.12.04)

ワイプ(1975.12.04)

ピルブロウ・ヒルに向かう国道1号線にて(1975.12.04)

ピルブロウ・ヒルに向かう国道1号線にて(1975.12.04)

プケカロロ(Pukekaroro)でキャンプしているが、買物をしなかったのが響いて食べる物少なし。

今日は、今回の旅行で一番よく走れたと思う。

 

なお、こちらは朝晩の冷え込みは相当にきつく、また朝露もすごい。