ニュージーランド縦断サイクリング1975.12-'76.1

「行った、銀輪走(走った)、見た、知った」……そして残った/サイクリングで駆け巡った彼との45年間

9.写真に残る湖、沼、池など

[21]ニュージーランド② 南島(South Island)1

文章については、はてなブログの別ブログ『「行った、銀輪走(走った)、見た、知った」……そして残った』で2023年12月6日に公開したものと同一内容です。

なお、この文章については、当ブログ「ニュージーランド縦断サイクリング1975.12-’76.1」から抜粋したものとなっています。

ワハポ湖 》および《 マポウリカ湖

12月26日(金) 晴れ

午前9時に昨日分の宿泊費4$を払い出発。

こんなに早い出発は、久し振りである。

今朝の服装は、普段のTシャツにジャージ、ハイソックス、ニッカーボッカーに加え、ヤッケを着て手袋まではめている。

服装は みんな薄い物だが、息を吐くと白くなるのだから、やはり相当に寒いのだろう。

本当に今、夏なのだろうか?

国道6号線に沿って、森閑とした中にあるワハポ湖(Lake Wahapo)、サザンアルプスを背にひっそりと青々とした水を湛えて美しいコントラストを見せるマポウリカ湖(Lake Mapourika)が姿を見せる。

マポウリカ湖畔でヤッケと手袋を脱ぎ、服装も普通の姿に戻る。

※「昨日分の宿泊費4$を支払い」については、24日と25日連泊した内の25日分の宿

泊費の事

1975.12.26 ワハポ湖

1975.12.26 マポウリカ湖

ワナカ湖 》の1

12月28日(日) 快晴

ハースト峠を境にオタゴ(Otago)地方に入ったが、上りはあれだけきつかった国道6号線も、期待した下りは殆ど無いと言ってよく、それよりもハースト峠を境にして、今度は道路が未舗装になってしまう。

真っ青な空の下、燦々と降り注ぐ太陽の中に広がる牧場で草を食む羊・牛、そして雪を頂いた山々。

日本では味わえない様な、素晴らしい自然の中をただ一人走って行く内に、今度は雪を頂いたマウント・アスパイアリング国立公園(Mount Aspiring National  Park)の峰々をブルーの湖水に写すワナカ湖(Lake Wanaka)が現れる。

ワナカ湖を右に見ながら悪路を軽快に走り、湖畔でキャンプを張る。

まだ明るいので、ジャブジャブとワナカ湖の中に入って靴下を洗うが、もう午後9時半を回っているせいか水の冷たさといったらない。

1975.12.28 ワナカ湖

1975.12.28 ワナカ湖

1975.12.28 午後10時ごろのワナカ湖