[12]ハミルトン ⇒ ケンブリッジ ⇒ ティラウ ⇒ ロトルア
12月8日(月) 快晴
起きると、居るのは俺たち二人だけ。
彼は早朝、サイモンに告げて仕事に行ったそうで、名前や住所は分からなかった。
午前10時半に出発し、仙台に似た感じのケンブリッジ(Cambridge)を通り、カラピロ湖(Lake Karapiro)を右に見てティラウ(Tirau)まで走る。
ティラウのテークアウェイ(Takeaway)で、ボリュームたっぷりのハンバーガー2個と牛乳1本(600cc)の昼食を取る。
食後、俺は国道5号線をロトルア(Rotorua)へ、サイモンはそのまま国道1号線をタウポ(Taupo)へと別れる。
今日も暑い。
ティラウからはずっと上り坂だから頭に来てしまうが、フィッツジェラルド・グレード(Fitzgerald glade)に差し掛かると、ここは密林の中に道を一本 引いた様な所で、さっきまでの暑さが嘘みたいだ。
レストエリアで休んでいる時、風など吹いて来ると涼しさを通り越して寒いくらいだ。
いつしかフィッツジェラルド・グレードも過ぎ、再び日射しは強く、両サイドには牧場が広がる中を走り、長い坂を終えると前方の下方に不意に青い湖が現れる。
ロトルア湖(Lake Rotorua)だが、予想外に小さい。
一気に下って湖畔から眺めると、中に浮かぶモコイア島(Mokoiwa island)が まるで突き出した半島の様に大きく見える。
ロトルア湖が視界から消えて間もなく、今度は右の方から硫黄の匂いがして来る。
ふと見ると、さすがは温泉地。
公園の中では蒸気が噴き出している。
街の中を走ったが、観光地にもかかわらず土産物店が乱立していないと言うよりも、メインストリートには全然 見当たらなく、物凄く新鮮に感じた。
今日は、建築中の家のガレージにて野宿。