ニュージーランド縦断サイクリング1975.12-'76.1

「行った、銀輪走(走った)、見た、知った」……そして残った/サイクリングで駆け巡った彼との45年間

[40]クライストチャーチ

1月5日(月) 曇りのち晴れ

午前7時10分起床。

 

午前8時。

朝食を食べにダイニングルームへ行く。

メニューはトースト2枚、ベーコン、目玉焼き、トマト、グレープフルーツジュースとコーヒーで、デザートはピーチとプラムだった。

 

午前9時50分にホテルを出発。

ロールストン通り(Rolleston Ave)を右にクライスツ・カレッジ(Christ’s College)およびクライスツ・カレッジ教会堂(Christ's College Chapal)を見ながら、追憶の橋(Bridge of Remembrance)に行く。

クライスツ・カレッジとクライスツ・カレッジ教会堂(1975.01.05)

追憶の橋(1976.01.05)

次いでクライストチャーチ大聖堂に行き、料金15¢を払って尖塔に昇り、地上36mにあるバルコニーからクライストチャーチ市街全域を四方向から一望。

大聖堂の尖塔のバルコニーから見るクライストチャーチ。    

左側の青い建物は日本円の現金を両替したBNZ(1976.01.05)

 

大聖堂の尖塔のバルコニーから見るクライストチャーチ(1976.01.05)

大聖堂の尖塔のバルコニーから見る大聖堂前広場-1(1976.01.05)

大聖堂の尖塔のバルコニーから見る大聖堂前広場-2(1976.01.05)

大聖堂の尖塔のバルコニーから見るクライストチャーチ(1976.01.05)

大聖堂の尖塔のバルコニーから見るクライストチャーチ(1976.01.05)

次に持って来た日本円の現金について、両替が可能か否か確かめたく「National Bank」へ行くも「BNZ銀行(Bank of New Zealand)へ行ってください」と言われ、大聖堂の横にあるBNZに行って日本円の1万3500円をNZ40$27¢に交換。

ただし両替が可能なのは「お札」のみで、「コイン」は不可との事だった。

ちなみに、日本円が両替できるのはBNZとANZ(Australia and New Zealand Bank)の両銀行のみとの事。

 

デパートに初めて入るが、日本と比べて物凄く小さい。

また、日本人は お土産店では見るが、店内には一人もいなかった。

 

ハンバーガーを2個買って大聖堂の前の広場で食べていると、オバさんが話しかけてきて1時間位いろいろな事を話す。

 

また、学校の先生をしていると言うペリー・ロバクと仲良くなり、ハグリー公園(Hagley Park)をブラブラと歩いた後、彼の泊まっている所に来いというのでついて行く。

 

午後6時半に着き、午後10時20分まで滞在。

夕食をご馳走になり、俺は今回の旅行や日本の事を聞かれるままに話すとともに、彼からはニュージーランドについて聞く。

なお、話している途中で「どういたしまして」と日本語で言うと、英語では「You are welcomeと言う」と教えられる。

また、彼は日本語が少し出来、ひらがなや漢字も少し書けるが「日本語は難しい」と話していた。

 

このほかテレビも見るが、放送していたドラマ等については言葉も内容も全く理解できず。

 

彼はオークランドに住んでおり、彼の両親は通訳で現在 仕事で京都に行っていると言い、彼も日本へ行きたいと話していた。

彼は、オークランドに明後日 帰るとの事で、再びオークランドにて会おうと住所を書いて渡してくれる。

 

ペリー・ロバクの宿泊先に行った時、初めてバスに乗る。

このバスは、先ず運転手に行き先を告げ、料金と切符を交換してから座席に座り、何も合図しなくても目的地に着くと停まってくれたのには驚き。

ちなみに同じ区間を乗ったつもりだが、料金は往路が10¢、帰路は15¢で異なる料金が不思議だった。

 

クライストチャーチは今日で終わり、明日はウェリントンである。

この町は古風で歴史を感じさせる建物と近代的な建物が相半ばする、緑の多い綺麗でゆったりした街である。

 

なお、ニュー・タウン・ホールの噴水およびハグリー公園の噴水は夜になるとカラーになり、物凄く綺麗である。

 

午後11時15分にホテルに戻り、138号室でこれを書いている。

 

俺はクライストチャーチでニ日取って良かったと思う、

観光地のみを見るなら一日でも十分すぎるが、街の雰囲気をつかむまでには行かないであろう。

ウェリントンオークランドもニ日ずつ取ってあるので、ゆっくり見れると思う。

※観光名物となっている「トラム」について、当時は復元されていなかった事から、大

 聖堂前の道路にも「線路」はありません。