[42]ウエリントン
1月7日(水) 晴れ
午前8時15分に朝食。
午前8時45分に市内見物に出発。
昨日と同じ道を通り、ホテルのあるキューバ通り(Cuba Street)からラムトン・キーに出る。
この時間では早すぎて店が開いてないので、ウィンドウショッピングを楽しみながらウェリントン名物のケーブルカーに乗りに行く。
が、何と乗り場前の通りに「今日は走っていない」との立て看板が立ててあり、どうしようもないが、どうしても行きたい事から歩いて登る。
天使の聖マリア教会(St Mary of the Angels)の横の階段を上り、ヴィクトリア大学(Victoria University)の構内を抜けて、ケーブルカーの山上駅に着く。
山頂からはニコルソン湾(Port Nichoson)の広がりを前にしたウェリントンの街が一望でき、素晴らしい眺めにしばし浸っていた。
また、向きを変えると遠くに戦争記念鐘楼(Carillon and Hall Memories)とドミニオン博物館(Dominion Museum)が見える。
アイスクリームを買って食べながら、レディー・ノーウッドのバラ園(Lady Norwood Rose Garden)とベゴニア・ハウス(Begonia House)を見る。
レディー・ノーウッドのバラ園では、日本語が少し分かると言う女性と15分くらい話す。
バラ園を後にしてダウンタウンに向かって歩いていると、不意に車の中の男性から「How are you」と言われ、俺も「Fine thank you」と返す。
しばらくの間この男性と話した後、ダウンタウンに下りる。
国会議事堂(Parliament Building)と併設される議会図書館(Parliamentary Library)、南半球最大の木造建築と言われる政府館(Government House)、鉄道のウェリントン駅などを見て、港に向かう。
国会議事堂を見学したが、いきなり何も知らずに行ったにも関わらず見学可能であり、外国人の俺に対しても特別な制約もないのには驚くばかり。
また、国会議事堂の左隣には新しい国会議事堂が建設中であった。
市内にはトロリーバスが走っており、話には聞いた事があるが実際に目にするのは初めてなので、これにも驚く。
港に行くとピクトン行きのフェリーが停泊しており、乗船した日の事を思い出しながら、ベンチに座って景色を眺めたり写真を写したりしてゆっくりする。
花時計を見て、キューバ通りをホテルに向かう途中にあったフィッシュン・チップスの店に入る。
店には白身魚や貝類(パウア貝もあり)、野菜など色々な食材が用意されている中に、パイナップルもあったのには驚くばかり。
これらの食材の中から自分で好きなものを選んで揚げてもらい、チップスと一緒に紙に包んでくれたのを手に、キューバ・モール(Cuba Mall)通ってホテルに戻る。
ホテルにて今ほど買ったフィッシュン・チップスを食べるが、熱くて美味い。
しかし、パイナップルが大好きな俺だが「パイナップルの天婦羅」は初めて食べる。
さすがは北。
インバーカーギルよりは早く暗くなるため、時間的iにも気分的にも楽である。
大体30分かそれ以上早いと思う。
現在 午後9時26分で薄暗くはなってきているが、星を見るには未だ30分位ありそうである。
明日はオークランドへ発つ。
今日 歩いたコースでは、ニュージーランドで「クリスマスツリー」と呼ばれている真っ赤な花を咲かす「ポフツカワ」の木を至るところで目にした。
※「建設中の新しい国会議事堂」は、現在のビーハイブ(Beehive)の事。
※「フィッシュン・チップスのパイナップル」について、彼は気に入ったらしく、これ
以降も目についた場合は、常に注文して食べたと言っていた。